脊髄小脳変性症
症状
その名の通り、脊髄と小脳がやられる病気です。歩行がふらつく、手がうまく使えない、舌がもつれてしゃべりにくい、などが主な症状です。遺伝性のものと非遺伝性(孤発性)のものに分けられますが、後者が多いです。
診断・検査
原因が多岐に渡るので、鑑別診断(区別)が重要です。神経学的診察とともに頭部MRI/CTが重要です。他の疾患との鑑別(区別)のために、血液検査や必要に応じて髄液検査を行います。近隣の医療機関(日赤医療センター、虎の門病院、済生会中央病院、国際医療福祉大三田病院など)と連携して進めます。
治療
根治療法は難しいですが、内服でセレジスト(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン誘導体)が使われ、症状には一定の効果があります。また、その他つっぱり感やめまい感など症状に応じて薬で治療を行います。リハビリも効果があるとされています。