メニュー

ふるえ

症状

「ふるえ」とは自分の意思に関わらず、体が勝手に動いてしまう症状をさします。人前で緊張した時、重いものを持った後、寒い時など、健康な人でもふるえを感じる時がありますが、これは特に問題はありません。一方で、何らかの病気が原因となってふるえが生じ、生活に支障を生じる場合があり、治療の対象となります。

ふるえの原因は多く、日常的によく目にする疾患の代表は次のようなものです。

・本態性振戦:コップを持った時、字を書く時など動作時のふるえが特徴です。手だけでなく、頭や声が震えることもあります。家族内に同様の症状の方がいる場合があります。

・パーキンソン病:体を安静にしている時に生じる振戦が特徴です。その他に、動作がゆっくりになる、歩き方が小刻みになる、姿勢が前かがみになる、などの症状が随伴する場合があります。

・内科疾患に伴うふるえ:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気ですが、コップを持った時、字を書く時など動作時のふるえを認めます。また、肝性脳症、慢性腎臓病などの内科疾患に伴い生じる場合があります。

・アルコール離脱に伴うふるえ(振戦せん妄):アルコール大酒家が、アルコール摂取を中止または減量して数日後に認められます。頻脈や発熱、興奮、幻覚などを伴います。

 

診断・検査・治療

診察にて上記が疑われた場合、採血・CT・MRI・核医学検査などを予定します。

内科疾患に合併するふるえやアルコール性の場合、専門の医療機関への紹介を検討します。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME